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北九州の美味しい野菜「菜の花」と「菜花」とは?

北九州で育つ野菜には、味だけでなく、その土地や人の背景が詰まっています。このコラムでは、野菜ソムリエとして、そして八百屋として日々野菜と向き合う中で感じていることを、少しずつ言葉にしていきます。

【美味しい野菜のおはなし】
Vol.04 菜の花?それとも菜花?

菜の花?菜花?


こんにちは。「野菜ソムリエの八百屋KANOE」の白木です。春の訪れを感じる野菜として「菜花(なばな)」がありますが、職業柄農家さんと話す機会が多いため、私は普段から自然と「菜花」と呼んでいます。一方で、店頭で接客をしていると「菜の花」と言われるお客さまも多く、体感では半々くらいの割合です。せっかくコラムを連載しているので、今回はこの違いについて少し深掘りしてみたいと思います。

「菜の花」と「菜花」の違い


結論から言うと、どちらも間違いではありません。「菜の花」はアブラナ科の植物に咲く花の総称で、「菜花」は食用として品種改良されたものを指します。つまり「菜の花」は全体的な呼び方で、「菜花」はその中の一部、食べるための野菜という位置づけになります。アブラナ科の野菜には大根・白菜・キャベツ・チンゲンサイなどがありますが、これらも暖かくなると花芽が伸び、黄色い花を咲かせます。実はこれらの花芽も食べることができます。

菜花の美味しい食べ方


一般的な菜花と同じように、花が咲く前のほうが苦みはやさしく、食感も良いです。「花が咲いたら食べられない」と思われがちですが、苦みや食感の変化を気にしなければ、花が咲いていても食べることはできます。飲食店の中には、あえて花を咲かせて料理の彩りとして使うところもあります。独特の苦みがアクセントとなり、辛子和え・白和え・胡麻和えなどの和え物はもちろん、パスタなどの洋風料理とも相性の良い野菜です。

収穫時期と旬の短さ


菜花は春のイメージが強い野菜ですが、早い年では12月頃から収穫が始まります。近年は暖かくなるのが早く、3月上旬には収穫が終わってしまうことも少なくありません。独特の苦みが苦手な方もいるかもしれませんが、私はその苦みこそが菜花らしい美味しさだと感じています。ぜひ、それぞれの食べ方で春の訪れを感じてみてください。

北九州の市場や八百屋には、まだまだ知られていない野菜の魅力があります。このコラムが、その出会いのきっかけになれば嬉しいです。

 

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北九州には、まだまだ“知られざる美味しい野菜”があります。気になる方は、こちらもどうぞ。

このコラムを書いている人



野菜ソムリエ上級プロ・白木浩二

北九州市門司区で「野菜ソムリエの八百屋 KANOE(カノエ)」を営んでいる。市場を介さず自ら畑へ足を運び、農家さんと顔の見える関係の中で、“今、この時期にいちばん美味しい野菜”を選び届けている。生まれも育ちも北九州・門司区。この土地に根付く野菜や、背景にある人の想いを、日々の野菜とともに伝えていきたいと考えている。

野菜ソムリエの八百屋 KANOEについて


門司区の店舗販売のほか、飲食店向けの野菜配達や、カフェ・雑貨店の店先での「野菜マルシェ」などを通して、旬の野菜を身近に感じられる場づくりを行っている。「知ると、ちょっと食べてみたくなる」そんな野菜との出会いを大切にしている。

店舗情報

〒801-0853 北九州市門司区下二十町9-23
TEL:090-6635-9602
営業時間 火~木曜 10:00~14:00(ランチタイム 11:30~13:30)
定休日 日曜・月曜・土曜・祝日
▶ Instagram(旬の野菜・入荷情報)
https://www.instagram.com/kanoe_yasai/

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