北九州で育つ野菜には、味だけでなく、その土地や人の背景が詰まっています。このコラムでは、野菜ソムリエとして、そして八百屋として日々野菜と向き合う中で感じていることを、少しずつ言葉にしていきます。

【美味しい野菜のおはなし】
Vol.07 みずみずさと甘さが特徴的「新玉ねぎ」
春の野菜は意外と少ない?
こんにちは。「野菜ソムリエの八百屋KANOE」の白木です。
春は新しい野菜が芽吹くイメージですが、実際は冬野菜が終わり夏野菜を植える時期なので一般的に「端境期(はざかいき)=野菜が少ない」と言われています。その中でも数少ない旬の野菜が「新玉ねぎ」です。
新玉ねぎと普通の玉ねぎの違い
そもそも新玉ねぎと普通の玉ねぎ(外皮が茶色のもの)は何が違うのでしょうか。
何となく春頃に出てくる玉ねぎが新玉ねぎ、それ以外が普通の玉ねぎと思っている方が多いのではないでしょうか。ざっくり言うとその認識で間違いではありません。
玉ねぎの種類を分けますと、収穫順に極早生・早生・中生・晩生といったふうになります。近年は超極早生などもありますが、3~5月頃に採れるのが極早生・早生であり、これらを「新玉ねぎ」と呼んでいます。
みずみずしさと保存の注意点
新玉ねぎの主な特徴は「みずみずしい」「生でも甘い」。収穫後にすぐに出荷されるため、皮がほぼ乾燥されておらず、フレッシュな味わいが楽しめます。ただ、玉ねぎだから長持ちしそう・常温で保管しても大丈夫と思われがちですが、水分をたくさん含んでいるため、冷蔵庫(野菜室)保存で出来るだけ早めに食べることをおすすめします。
新玉ねぎを乾燥させると普通の玉ねぎのようになるのか?という疑問がありますが、地元の農家さんに聞いたところ、普通の玉ねぎのようになることはなるが、よほどうまく乾燥させないと水分が残り腐ってしまうそうです。特に福岡は湿度が高いため、玉ねぎを乾燥させるのに不向きな気候なので玉ねぎを栽培したとしても新玉ねぎとして出荷することが多いようです。
新玉ねぎのおすすめの食べ方
新玉ねぎは辛みが少ないのでさっと水にさらしただけでポン酢やドレッシングをかけて生で食べたり、レンジで温めただけでとろけるような食感になるため少し醤油を垂らして食べるのもおすすめです。
シンプルな食べ方のほうが新玉ねぎのみずみずしさ・甘さが際立つので是非ご賞味ください。
北九州の市場や八百屋には、まだまだ知られていない野菜の魅力があります。このコラムが、その出会いのきっかけになれば嬉しいです。
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このコラムを書いている人

野菜ソムリエ上級プロ・白木浩二
北九州市門司区で「野菜ソムリエの八百屋 KANOE(カノエ)」を営んでいる。市場を介さず自ら畑へ足を運び、農家さんと顔の見える関係の中で、“今、この時期にいちばん美味しい野菜”を選び届けている。生まれも育ちも北九州・門司区。この土地に根付く野菜や、背景にある人の想いを、日々の野菜とともに伝えていきたいと考えている。
野菜ソムリエの八百屋 KANOEについて
門司区の店舗販売のほか、飲食店向けの野菜配達や、カフェ・雑貨店の店先での「野菜マルシェ」などを通して、旬の野菜を身近に感じられる場づくりを行っている。「知ると、ちょっと食べてみたくなる」そんな野菜との出会いを大切にしている。


店舗情報
〒801-0853 北九州市門司区下二十町9-23
TEL:090-6635-9602
営業時間 火~木曜 10:00~14:00(ランチタイム 11:30~13:30)
定休日 日曜・月曜・土曜・祝日
▶ Instagram(旬の野菜・入荷情報)
https://www.instagram.com/kanoe_yasai/
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