進みたい気持ちはあるのに、どこへ向かえばいいのか分からない。そんなときに本を開くのは、答えを知りたいからというより、自分の中の“まだ言葉になっていない気持ち”を探しているからかもしれません。

「射手座の本」なのに、なぜか私の話だった
『まだ見ぬ彼方へ放て 射手座の君へ贈る言葉』は、タイトル通り射手座に向けた一冊です。でも読み進めるうちに、「これは星座の本というより、生き方の話だな」と感じました。
夢を持つこと、動き続けること、自由でいること。射手座らしい言葉が並ぶ中で、不思議と責められる感じはなくて、「そうであってもいいよ」と肯定されているような空気があります。
目標は、荒唐無稽なくらいでいい
この本の中で何度も立ち止まったのが、「目標は荒唐無稽なくらいでいい」という言葉でした。現実的かどうかよりも、心が動くかどうか。それを基準にしていいんだと、そっと背中を押されます。
できるかどうかを考える前に、まず「放ってみる」。矢は、狙いを定めすぎなくても、放たなければどこにも届かないのだと教えられている気がしました。
迷いは、矢を遠くへ飛ばすためにある
迷うこと、立ち止まること、逃げたくなること。この本では、それらを否定しません。むしろ「迷いは、矢を遠くに飛ばすためにある」と語られます。
迷っている時間は、失敗ではなく準備の時間。そう思えたとき、自分を急かす気持ちが少しだけ静かになりました。
本を閉じたあとに残ったもの
この本を読み終えて残ったのは、「こうすべき」という答えではありませんでした。残ったのは、「今のままでもいいし、動きたくなったら動いていい」という感覚。
まだ見ぬ彼方は、遠い未来の話じゃなくて、今日のほんの少し先にある選択なのかもしれません。そう思えるだけで、世界が少し広くなった気がしました。
📚 今回紹介した本
まだ見ぬ彼方へ放て 射手座の君へ贈る言葉(鏡リュウジ)
※ Amazonのページにジャンプします
✍️ コラムニスト紹介

かれん|ヴァーチャルブックカフェ店主
Virtual Book Cafe TERRACE(ヴァーチャル ブックカフェ テラス)
実店舗を持たないオンライン上の小さなブックカフェをひらいています。本を読みながら考えたこと、本を閉じたあとに残った気持ちを、そっと言葉にして置いていく場所です。答えや正解を渡すのではなく、「こんな考え方もあるよ」と、テラス席にコーヒーを置くような気持ちで書いています。
TERRACEは、本を片手に少し外の空気を吸うための場所。「こうしなきゃ」から一度降りて、自分のペースを取り戻すための心のテラス席です。完成していなくても、うまく言葉になっていなくても大丈夫。途中の気持ちのまま座っていい場所でありたいと思っています。気になる方は、またふらっと覗きに来てください。
場所:インターネットのどこか / 発信源:福岡県北九州市某所 / 営業時間:気が向いたときにオープン / 定休日:決めていません
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