北九州で育つ野菜には、味だけでなく、その土地や人の背景が詰まっています。このコラムでは、野菜ソムリエとして、そして八百屋として日々野菜と向き合う中で感じていることを、少しずつ言葉にしていきます。

【美味しい野菜のおはなし】
Vol.14 夏の新たな定番野菜になるか「空芯菜」
熱帯気候に寄り添う、注目の夏野菜「空芯菜」
こんにちは。「野菜ソムリエの八百屋KANOE」の白木です。
ここ数年、真夏の猛暑は年々酷くなってきています。夏に当たり前に栽培してきた野菜があまり育たなくなってきているとよく耳にします。そのような熱帯地域のような気候に合った野菜が東南アジアでよく作られている「空芯菜」(くうしんさい)です。
名前の由来
空芯菜は別名「エンサイ」とも言い、ヒルガオ科サツマイモ属の野菜です。言われてみればサツマイモの茎のような形をしています。芯が空洞であるため空芯菜という名前がポピュラーになりましたが、実にわかりやすい名前です。
シンプルな美味しい調理法
空芯菜は中華料理で炒め物としてよく使われています。近年、直売所などでも少しずつ見かけるようになりました。空芯菜が手に取りやすい理由は、調理法がほぼ炒めるだけだからだと思います。
にんにく、鶏ガラスープ、塩こしょうで炒めるだけで立派な一品になります。オイスターソースやナンプラーを使うと一気にエスニック感が出てきます。一つだけポイントとしては強火でさっと炒めることで、シャキシャキ感が一層増します。
実は湯がいてもいいのですが、若干ぬめりが出てくるので好き嫌いがあるかもしれません。つるむらさきやモロヘイヤほどではないですが、ぬめりを活かした和え物なども美味しいです。
高い栄養価と猛暑を乗り切るチカラ
栄養価も非常に高く、ほうれん草にも負けないほどです。βカロテンが豊富で油で調理すると更に吸収率がアップしますので、炒め物はまさに理にかなっています。他のビタミンB1・B2、食物繊維なども豊富に含んでいます。
数少ない夏の葉物野菜で猛暑を乗り切りましょう。
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このコラムを書いている人

野菜ソムリエ上級プロ・白木浩二
・野菜ソムリエの八百屋KANOE
北九州市門司区下二十町9-23
野菜ソムリエ上級プロ 白木浩二
野菜ソムリエの八百屋 KANOEについて
門司区の店舗販売のほか、飲食店向けの野菜配達や、カフェ・雑貨店の店先での「野菜マルシェ」などを通して、旬の野菜を身近に感じられる場づくりを行っている。「知ると、ちょっと食べてみたくなる」そんな野菜との出会いを大切にしている。
店舗情報
〒801-0853 北九州市門司区下二十町9-23
TEL:090-6635-9602
営業時間 火~木曜 10:00~14:00(ランチタイム 11:30~13:30)
定休日 日曜・月曜・土曜・祝日
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