北九州で育つ野菜には、味だけでなく、その土地や人の背景が詰まっています。このコラムでは、野菜ソムリエとして、そして八百屋として日々野菜と向き合う中で感じていることを、少しずつ言葉にしていきます。

【美味しい野菜のおはなし】
Vol.10 ひじきのような見た目「おかひじき」
丘(陸)で育つから「おかひじき」
こんにちは。「野菜ソムリエの八百屋KANOE」の白木です。
今回は個人的に好きな野菜であり、うちの店でも毎年楽しみにしている方が多い野菜をご紹介します。
それは「おかひじき」。聞いたことがない方も多いと思いますが、海にあるひじきと違い、丘(陸)にあるから「おかひじき」という単純なネーミングです。
では、おかひじきとはいったいどのような野菜なのでしょうか。
江戸時代から愛される山形の伝統野菜
おかひじきは丘(陸)で育つ、見た目はひじきそっくりなためその名前が付けられたそうです。畑で見ると何かのハーブのような見た目です。
古くは江戸時代初期から栽培が始まったと言われ、山形では伝統野菜として知られています。今では山形だけではなく、全国的に栽培され、勿論福岡でも栽培されています。
プロが教える!失敗しない「30秒茹で」
食べ方としては「湯がいて」食べるのが一般的です。生でも炒めても食べられないことはないですが、ほぼ「湯がく」一択です。
【美味しい茹で方の手順】
1. 沸騰したお湯で30秒~1分ほどサッと湯がく
2. 冷水にとる(ここが大事!)
ドレッシングやポン酢などで単体で食べる方もいますが、何か他のものと合わせて和え物で食べるのが一般的です。
最大の魅力は、唯一無二の「シャキシャキ感」
最大の特徴としましては「シャキシャキ感」です。正直、味に強烈な特徴がなく、どちらかというと淡泊な感じです。普通、湯がくと柔らかくなって歯ごたえがあまりなくなる野菜が多いですが、おかひじきは湯がいてもシャキシャキです。他の野菜にはない歯ごたえ、味が淡泊なゆえいろんな野菜に合わせられるという利点があります。多少湯がき過ぎても、ちゃんとシャキシャキ感が残りますのであまり気にせずに安心して調理ができます。
まだおかひじきを食べたことがない方は是非この機会に未知の食感を味わっていただきたいです。
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このコラムを書いている人

野菜ソムリエ上級プロ・白木浩二
北九州市門司区で「野菜ソムリエの八百屋 KANOE(カノエ)」を営んでいる。市場を介さず自ら畑へ足を運び、農家さんと顔の見える関係の中で、“今、この時期にいちばん美味しい野菜”を選び届けている。生まれも育ちも北九州・門司区。この土地に根付く野菜や、背景にある人の想いを、日々の野菜とともに伝えていきたいと考えている。
野菜ソムリエの八百屋 KANOEについて
門司区の店舗販売のほか、飲食店向けの野菜配達や、カフェ・雑貨店の店先での「野菜マルシェ」などを通して、旬の野菜を身近に感じられる場づくりを行っている。「知ると、ちょっと食べてみたくなる」そんな野菜との出会いを大切にしている。
店舗情報
〒801-0853 北九州市門司区下二十町9-23
TEL:090-6635-9602
営業時間 火~木曜 10:00~14:00(ランチタイム 11:30~13:30)
定休日 日曜・月曜・土曜・祝日
▶ Instagram(旬の野菜・入荷情報)
https://www.instagram.com/kanoe_yasai/
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