JFTA公認占星術士
JAAMP公認ホロスコープ鑑定士 Mana
みなさん、こんにちは。私は普段、北九州市や下関周辺とWeb鑑定にて、「人生が変わるホロスコープリーディング」と「ママとベビー・キッズのための星読み」、そして「占星術の観点からグループ課題解決のためのコンサルティング」の活動をしております、Manaと申します。
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✦ はじめに:星占いのタネ明かし Vol.14
知っていると星占いをみる目が少し変わる…かもしれない、運勢や性格を導き出す占星術の”タネ明かし”! 2026年1月から6月まで別コラム『星読み人事課のカンニングルーム』にて後半コーナーとして連載していました。仕事や人間関係のテーマを占星術の観点から解説する同コラムもぜひ、北九なびのトップページよりご覧くださいね。
▶︎星読める人事課のカンニングROOM
https://kitaq-navi.net/archives/column/mana
今回は、名著『ハリー・ポッター』を題材のひとつとして、占星術と魔術についてイメージを広げていきたいと思います。小さい頃魔法使いになりたかったかた、魔法学校の物語が好きだったかたはぜひ、チェックしてくださいね。

タネ明かしでは前回までに、
・ホロスコープを構成する要素の基本
・黄道十二星座(ゾディアック・サイン)について
・12星座(サイン)の性質を知るための区分「ポラリティ/クオリティ/エレメント」、
・10天体の性質と12星座(サイン)の支配星関係
・10天体と12星座(サイン)の力関係がわかるディグニティ(品位)
・力を発揮する領域を示すハウスとアングル、度数
・天体同士の関係で性質の強みをみるアスペクト
・天体の逆行とは何か、どう過ごすべきか
・人生を輝かせるライツ(太陽と月)のワーク
・新月と満月、ルナ・リターンの過ごし方
・相性占いの基本的な考え方
・水星・金星 —生きることは表現すること—
・ホロスコープで未来をみる方法
について掲載していますので、まだの方はぜひバックナンバーでご確認くださいね。

◆星を読むことは「魔法」だった?
占星術と魔術が出会った歴史
夜空に輝く星を見上げ、その動きに意味を見出そうとすること。現代の私たちにとって「占星術」と聞けば、星占いやホロスコープを思い浮かべる方が多いかもしれません。一方で、魔女や魔法使いが星を読み、未来を予言する—そんな光景も、ファンタジーの世界ではおなじみですね。
それでは実際の歴史でも、占星術は「魔法」のひとつだったのでしょうか。答えは、そう単純ではありません。
占星術の歴史は非常に古く、その源流のひとつは古代メソポタミアにまで遡ります。当時、天体の現象を観察することと、そこから地上で起こる出来事の兆しを読み取ることは、現在の「天文学」と「占星術」のように、はっきりと別々の分野に分けられていたわけではないようです。
その後、ギリシャ世界などを経て発展した天体についての知識は、中世ヨーロッパにも受け継がれていきました。ここで少し意外なのが、占星術が必ずしも「怪しい魔術」として社会の片隅にあったわけではないことです。14世紀以降のヨーロッパでは、占星術は数学・自然哲学・医学と関わる知識として学ばれていました。中世の大学で基礎教養とされた自由七科(リベラルアーツ)にも「天文学」が含まれています。当時は天文学と占星術を表す言葉が現在ほど厳密に使い分けられていなかったこともあり、天体の運行を計算し観察することと、それが地上に及ぼす作用を考えることは、現代の私たちが想像する以上に近い場所にあったのだと思います。
中世には一方で、自然界に隠された力を利用しようとする「自然魔術」という考え方がありました。そして15世紀末からルネサンス期になると、マルシリオ・フィチーノをはじめとする知識人たちによって魔術への関心が再び高まります。天体が地上の世界に何らかの作用を及ぼすという当時の宇宙観を背景に、占星術と自然魔術が結びつく「アストラル・マジック(星辰魔術)」のような領域も形成されました。魔術そのものが同じように大学の正式なカリキュラムになっていたわけではありませんが、しかし、両者が交わる領域は確かに存在したと考えられます。
つまり歴史をたどってみると、占星術と魔術は最初からひとつだったわけではありません。けれど、「空にあるものと、地上で起こることには関係があるのではないか」と考えていた時代の宇宙観の中で、二つは何度も道を交差させてきたのです。
そして、この「星を観察すること」と「星から意味を読み取ること」の近さは、現代の、ある有名な物語にも、似た姿で登場します。それこそが今回のコラムで一番触れたかった、『ハリー・ポッター』シリーズの舞台、ホグワーツ魔法魔術学校です。

◆星を「観る」こと、星を「読む」こと
魔法界にも息づく星の知恵
ここからは少し、魔法の世界へ足を踏み入れてみましょう。
世界中で愛されてきた『ハリー・ポッター』シリーズ。その舞台であるホグワーツ魔法魔術学校では、変身術や呪文学、魔法薬学など、魔法使いになるためのさまざまな知識や技術を10代の子どもたちが学んでいます。
そんな魔法学校で1年生から必修科目として学ぶもののひとつが、「天文学(Astronomy)」です。生徒たちは天文塔から望遠鏡で夜空を観察し、惑星やその衛星について学び、星々の運行を記録します。さらに3年生になると、いくつかの選択科目から自分の学びたい分野を選ぶことになり、そのひとつに未来を読み取る「占い学(Divination)」があります。
便利な魔法が存在する世界でありながら、子どもたちは空を見上げ、星の名前や動きを学ぶ。そして希望すれば、そこから未来や意味を読み取る世界にも触れることができるということ。魔法の杖ですぐに結果を得るような実践的な魔術とは別に、長い時間をかけて「星を知る」という文化が存在していることを、私はとても興味深く感じます。
そして物語には、この「星を観ること」と「星を読むこと」をつなぐ存在も登場します。禁じられた森に暮らすケンタウルスたちです。
物語のなかで、彼らは何世紀にもわたって夜空を観察し、星や惑星の動きから未来の兆候を読み取る独自の知恵を受け継いできました。やがてその一人であるフィレンツェがホグワーツの占い学教授となり、生徒たちに自分たちの星の読み方を教えることになります。公式の人物紹介でも、彼は「占星術(Astrology)」についての理解を生徒たちに伝え、惑星の運行から世界を読み解く方法を教えた人物とされています。
ただし、彼らが星から読み取ろうとするものは、私たちが現代の西洋占星術で親しんでいるものとは少し様子が違います。
フィレンツェは、人間の日常で起こる小さな出来事を次々と予言するような占いと、ケンタウルスたちの星読みを区別しています。ケンタウルスたちが空に探しているのは、もっと大きな「時代の潮目」。この姿には、個人の出生図から性質や人生を読み解く現代西洋占星術よりも、天体現象から王や国家、戦争など地上の大きな出来事の兆しを読み取っていた古代の占星術を、どこか思い起こさせるものがあります。
実際、ケンタウルスたちの星読みは物語の核心にも静かに触れています。彼らは火星の輝きなどから、魔法界が戦いと戦いの間の短い平穏の中にあり、再び争いが迫っている兆候を読み取っていました。もちろん彼らの読みが、物語の未来を何もかも正確に言い当てるわけではありません。フィレンツェ自身も、未来を読むことの不確かさを認めています。ここに私は、『ハリー・ポッター』という物語ならではのロマンを感じています。
星の配置に意味を見出し、それを暮らしや未来を考える知恵として役立てること。それは魔法界だけに生まれた空想ではなく、私たち人間も長い歴史の中で実際に続けてきた営みです。使い方も、読み取ろうとするものも、現代の西洋占星術とは違いますが、それでも、世界中の人々を魅了した魔法使いたちの物語の中にも、夜空を見上げ、その配置に意味を見出そうとする者たちがいる。そう考えると、私たちが今ホロスコープを開いて星を読む時間も、ほんの少しだけ魔法の世界につながっているような気がしてきませんか?

◆星を読むことは、現代へ
形を変えて受け継がれた占星術
さて、魔法の世界から、もう一度私たちの世界へ戻ってきましょう。
前述のとおりかつて占星術は、天文学や数学、医学などとも関わりながら学ばれていました。しかし時代が進むにつれて、その立ち位置は少しずつ変化していきます。16〜17世紀には、天文学をはじめとする自然研究が大きく発展し、新たな天体の発見や観測技術の進歩によって、天文学者たちの関心も変化していきます。そして17〜18世紀にかけて、占星術はそれまで居場所を持っていた大学や宮廷、医学などの世界から、次第に距離を置かれるようになりました。
けれども、興味深いことに、人々はそれでも星を読むことをやめませんでした。学問としての立場を変えながらも、占星術は暦や占いなどを通して人々の文化の中に残り、時代とともにその姿を変えていきます。そして現在の西洋占星術では、未来の出来事を予測するだけではなく、生まれた瞬間のホロスコープから、その人の性質や価値観、人生のテーマを考えるなど、自己理解や他者理解のために活用する人もいます。
ここまで歴史をたどってみると、「占星術とは何のためのものなのか」という問いへの答えは、時代によってずいぶん違っていたことがわかります。国や王の未来を読むため、病気や治療について考えるため、季節や社会の動きを予測するため…そして現代では、自分自身や大切な人について、いつもとは少し違う角度から見つめてみるため。使われる目的や社会の中での立場は変わっても、そこにはひとつ、長い歴史を通して変わらないものがあります。
人は、夜空を見上げ、そこに何らかの意味を見出そうとしてきたということです。そう考えると、『ハリー・ポッター』の世界でケンタウルスたちが星を読み、ホグワーツの子どもたちが夜空について学んでいる姿にも、また違った味わいが生まれてくるように思います。もちろん、物語の中の星読みと、現代の私たちが楽しむ西洋占星術は同じものではありません。それでも、魔法が存在する架空の世界に「星を観ること」と「星から意味を読むこと」が息づいている。その光景を私たちがどこか自然に受け入れられるのは、現実の人類もまた、長い時間をかけて星とともに文化を築いてきたからなのかもしれません。
占星術を学んでいると、ときどき「昔の人も、この星を見ていたんだ」と不思議な気持ちになることがあります。夜空そのものは、魔法使いだけのものでも、占星術師だけのものでもありません。何千年も前に星を見上げた人も、物語の中で星を読む魔法使いたちも、そして今日ホロスコープを開く私たちも、それぞれ違う方法で、同じ空に問いを投げかけています。
よかったら今晩から夜空を見上げて、そこに輝く星々の向こうに、人が長い時間をかけて紡いできた「星を読む」という物語を、ほんの少し思い出してみてください。いつもの夜空が、少しだけ魔法に近づいて見えるかもしれません。
いかがでしたか?今回のコラムでは、私も大好きな『ハリー・ポッター』のお話ができて楽しかったです。星を見上げ、そこに意味を探してきた人間の長い歴史を知ることで、読者の皆さんの、これから一秒先の未来が、楽しく変わったら嬉しいです。
占星術に興味が沸いたら、まずはご自身のホロスコープを作りましょう!星たちの配置(天体・サイン・ハウス)をもとに、生まれ持った個性や性格、強みや人生の課題を深く読み解いてみませんか?自分の星を知るって楽しいですよ。ぜひ一度、 Mana のホロスコープ鑑定を公式LINEからご依頼ください。
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最後までお読みいただきありがとうございました♪
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✦ このコラムを書いた人

ぴったり星* Mana
JFTA公認西洋占星術士/JAAMP公認ホロスコープ鑑定士
北九州市内と下関市にて、ママとキッズのためのホロスコープ鑑定のほか、占星術の歴史と根拠に基づいた起業家向けコンサル、講師活動を行う。専門は出生図を丁寧に紐解き、個性・強み・天職を明らかにする診断。トランジット(未来予測)の読み解き・指導も対応。
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